番号 | e7 |
分野 | 液状化および側方流動に対する構造物の挙動 |
タイトル | 地震による液状化土の物性評価について |
著者 | 赤木寛一(早稲田大学) ○服部憲嗣(早稲田大学) 川村淳(早稲田大学) |
概要 | 1995年の阪神・淡路大震災では臨海部における埋め立て地などの砂地盤の液状化により護岸や各種構造物基礎などに甚大な被害が生じ,さらに側方流動が起きることでライフラインの埋設管路や基礎杭などが多大な被害を受けた.液状化地盤の抵抗力には速度依存性があるという模型実験の結果より液状化した砂は粘性流体的にふるまうことが指摘され,液状化による地盤の水平変位発生のメカニズムを探り,変位量を予測する方法が提案されている. 本研究では模型実験では液状化土の物性の詳細な測定に限界があることから,中空ねじりせん断試験を行うことで液状化土のねじりせん断抵抗を測定し,液状化土を粘性流体と見立てたときの粘性係数を求めることにより液状化土の物性評価を行うことを目的とした.特にゴムスリーブの張力による測定データへの影響を考慮し,新しいゴムスリーブの張力補正方法の提案とその検討を行った. |
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